MAGAZINE
INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.22
ーNABOWAとLa.mamaー
La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.22ではNABOWAの山本啓(Vn)が登場。(text:柴田真希)
NABOWAは2012年の5月12日、La.mamaの30周年の時に『PLAY VOL.2』で出演されていましたね。今では110回以上開催されている、La.mamaの看板イベントです。
山本啓(以下:山本):あの日はミラクルが起きました。OAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)とNATSUMENのお二組と対バンでしたが、打ち上げでOAUのTOSHI-LOWさんと喋っている中で「歌の曲を作るなら俺に歌わせろよ〜」と仰っていただいたんです。「言質とったど〜!」ということで、後日正式にオファーさせていただきました。それで出来たのが、2017年にリリースした“夢の欠片”です。今でもイベントでご一緒する度に歌っていただいてます。
コラボレーションのきっかけとなったイベントだったんですね!
山本:この一連の流れは私の音楽人生の中でも3本の指に入るような出来事で、あのイベントが無ければこんなことはあり得なかったと思います。普通にファンだったので、ご本人を前に演奏できたこと、同じステージに立てたことにもすごく感動しました。この40年でこういった奇跡が色んな音楽家に沢山起こったんだろうなあ、と想像すると、なんだか不思議な力が宿っているんじゃないかと思います。La.mamaは、歴史もあり、独特な雰囲気があるように感じます。
中央にはありがたい柱もありますしね。
山本:そのライブの時、MCでTOSHI-LOWさんが「あの柱、何とかなんねえのかよもう21世紀だぞ」と言ってめっちゃウケてたのを10年経った今でもよく覚えてます。
(笑)あの柱はよくMCで触れられている印象があります。
山本:コロナ禍で浜端ヨウヘイ君と配信ライブをやった時に、「ああ、柱、何とかなったなあ。配信だし。」と、壮大なタイム感でオチがついたなあと、実は一人でちょっとだけ感動しておりました。これからも奇跡が起こる場所として、長く、永く、続いていくことを願っております。40周年、本当におめでとうございます。
河野太輔(La.mamaブッキングマネージャー)より
山本さん、素敵なコメントをありがとうございます。すっかりご無沙汰しており、すみません。僕のNABOWAとの出会いはバウンディ(現スペースシャワー)から毎月送られてくる新譜案内書でした。当時は新譜案内書を見てブッキングをしていたりしました。SOFTのプレスリリースが載っていて、Myspaceか何かで聴いて「いいな!」と思い、番下さん(bud music)に連絡しました。その頃(2011年くらいだったかな?)はまだ白盤(サンプルCD)のやり取りをしている頃で、番下さんがSOFTと一緒にNABOWAのサンプルCDも入れて送ってくれました。そのCDを聴いてお誘いしたのが経緯です。(SOFTではなくNOBOWAを誘ったという…)
柱は毎度のことなんですが、その日の転換をどうやったかが思い出せません。私のブッキング史上『転換エグいランキング』ぶっちぎりのNo.1の日です。今だったら現場のことやイベントの流れを考えると組まないです…。若気の至りが生み出した奇跡ということにしておいてください(笑)。
NABOWA
YU KAWAKAMI(Dr / Pf), KANADE KAGEYAMA(Gt), HIRAKU YAMAMOTO(Vn), ITARU HORIKAWA(Ba)
京都を拠点に活動している4人組インストゥルメンタル・バンド
国内外大型フェスへの出演や、近年は、台湾3都市ツアー、香港ワンマンを行うなどライブアクトとしてアジアでも高い評価を獲得している。
2021年6月に2年ぶり7枚目のフルアルバム『Fantasia』をリリース。
U-19 La.mama 42nd Anniversary『sprout』
黒川侑司(ユアネス) / 阿部将也(zonji) / こうのいけはるか(WALTZMORE)
U-19 La.mama 42nd anniversary PLAY VOL.149
KOTORI / No Buses
U-19 PLAY VOL.148
冬にわかれて(寺尾紗穂/伊賀航/あだち麗三郎) / 泥砂に金(細井徳太郎/君島大空/瀬尾高志)
U-19 PLAY VOL.147
猫戦 / 幽体コミュニケーションズ
U-19 PLAY VOL.146
GOOD BYE APRIL / The Songbards
U-19 La.mama 42nd anniversary 『ニギって、ひらいて vol.5』
しかのいちぞく (鹿の一族) / ウラニーノ
U-19 Wordplay vol.149
MIZ / 細井徳太郎×君島大空デュオ
One More 追加公演
竹縄航太
U-19 La.mama 42nd anniversary『periwinkle』
HIMI TRIO / goethe
『友川カズキ「ライブ1989」CD発売記念 再現LIVE at 渋谷La.mama』
Vo, Gt.:友川カズキ / Pf, Acc.:永畑雅人(パスカルズ) / Vn.:松井亜由美(パスカルズ) / Dr.:石塚俊明(頭脳警察)
『sprout』
MO MOMA / ペンギンラッシュ / いつも君はそうだ / WALTZMORE
U-19 La.mama 42nd anniversary『PLAY VOL.145』
細井徳太郎とタコ足イヤホンズ / フー・ドゥ・ユー・ラブ
La.mama 42nd anniversary「ピーズ×マリ」
ピーズ / マリ
『sprout』
Enfants / climbgrow / the dadadadys
U-19 PLAY VOL.144
Mom / 山二つ / 幽体コミュニケーションズ
U-19 La.mama 42nd anniversary
TENSAIBAND BEYOND
『第411回ラ・ママ新人コント大会』
司会)渡辺正行(コント赤信号)
『めっちゃしあわせやん 2024 - 春編 -』
The Shiawase / DENIMS
U-19 Wordplay vol.148
柳瀬二郎ロマンチックDUO / 浮
SOLD OUT!!!
One More 〜La.mama 42nd anniversary〜
竹縄航太
U-19 PLAY VOL.142
TENSAIBAND BEYOND / ラッキーセベン
FOOD : tone tone
THE GUAYS presents “RAW VIBE no.16” Killerpass 2nd Album「あるいていこう」レコ発
THE GUAYS / Killerpass(愛知) / the 原爆オナニーズ(愛知) / number two
DJ : mizuki・安孫子真哉(KiliKiliVilla)
フライヤーデザイン : Hiroshi(THE GUAYS)
SOLD OUT!!!
東京初期衝動 春の酒池肉林ツアー’24
東京初期衝動 / トップシークレットマン
SOLD OUT!!!
JUN SKY WALKER(S) 35th Anniversary Tour 2023-2024 STAND BY YOU ~小林雅之 生誕記念ライブ~
JUN SKY WALKER(S)
INTERVIEW
今、東京のライブハウス店長・ブッカーが注目しているアーティスト
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音叉点──音楽と●●の交差点 La.mama・河野太輔 対談企画
第十五回ゲスト : イマムラタイチ(カフェ クウワ)
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INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.53
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