MAGAZINE

INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.53
ーTHE YELLOW MONKEYとLa.mamaー
La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。vol.53、ラストはTHE YELLOW MONKEYの廣瀬“HEESEY”洋一(Ba)が登場。(text:柴田真希)
たくさんあって選べないかもしれませんが、強いていうならLa.mamaに出演した、一番印象的だったライブはいつでしたか?
廣瀬“HEESEY”洋一(以下:HEESEY):本当にたくさんあって選べないけど…今、急に思い出したのは、1991年7月21日のバンド史上2度目のワンマンライヴで、インディーズアルバム『BUNCHED BIRTH』の発売日でした。この日を皮切りにTHE YELLOW MONKEYは全12公演のツアーを敢行。前年末のLa.mamaのイベント『第2回ロンドンブーツナイト』以降バンドの勢いはウナギ登りで、1991年に入ってからはほぼ毎月La.mamaでライヴをするようになってました。ワタクシの誕生日、4月19日には初ワンマンをして、初のアルバムレコーディングから発表に至る時期を経てのLa.mamaでの記念すべきリリース日のライヴでした。正直、この日のことは「暑い熱い1日だったな。」くらいでほとんど覚えてないけど、今思えばインディーズ時代のバンド史に刻まれた記念すべき日だったと思います。
La.mamaに関連して最初に思い出すことはどんなことでしょうか。
HEESEY:まずは駅からの長い坂。まだマークシティが無い頃はその坂を登ることしか出来なかった。そしてやっと辿り着くと、内装とギャップのある小洒落た看板があって、地下に降りてドアを開けた瞬間の匂いとホールに入った時の“不思議なホーム感”(笑)。そして爆音でリハーサルし、狭い楽屋でメイクを施し衣装を纏って、オープニングS.E.に乗ってなけなしの花道を太々しく渡り……柱が邪魔なホールを睨み渡し、ステージを右往左往し思いのかぎり大暴れする。終演後メンバーやスタッフや仲間たちとくだらない話題で談笑し酒を酌み交わす…これがLa.mamaの1日。最初に思い出すのも、これでワンセット(笑)。
最後にLa.mamaにメッセージをお願いします!
HEESEY:40周年おめでとうございます。今年、THE YELLOW MONKEYはデビュー30周年を迎えました。La.mama10周年イベントに出演した頃、ちょうど我らのメジャーデビューアルバムがリリースになり「あー、La.mamaはオレ達の10歳上なんだ…」と思ったのを鮮明に覚えてます。再終結後も映画『オトトキ』(2017年)で無観客ライヴを収録させてもらったり、2019年の結成30周年の際も『プライべートギグ』でお世話になりました。個人的に遡れば初のLa.mamaのステージは1985年だし、2000年代以降はソロ名義でのライヴでもお世話になっているしで、長い付き合いをさせてもらっているし、今後もお世話になる気満々でおります。これからも唯一無二でハートフルなライヴハウスでいてください。
Long Live Our Mama,La.mama!!!!
河野太輔(La.mamaブッキングマネージャー)より
HEESEYさん、ご無沙汰しております。素敵なコメントをありがとうございます。
私は1985年生まれなのですが、中高生の頃からTHE YELLOW MONKEYを聞いていました。友達とカラオケに行けば必ず誰かが歌っていました。今コメントを書かせていただいていることが不思議でなりません。
2017年12月の東京ドームのライブをLa.mamaスタッフと、マネジメントしているMINAMISというバンドを連れて見に行かせていただきました。その日のライブを拝見して“いつか必ずここまで行くんだ”という決意を固めました。THE YELLOW MONKEYの活躍はバンドマンを目指す若者たちに勇気とエネルギーを与え続けていると思います。
これからもLa.mamaから新しい音楽やアーティストを発信していきたいですし、歴史に恥じない場所で在り続けたいと思います。
THE YELLOW MONKEY
吉井和哉、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二のラインナップで1989年12月から活動。
グラムロックをルーツに持つ独自のグラマラスなスタイルで人気を博し、1992年5月メジャーデビュー。
ライブの動員、CD売上ともに90年代の日本の音楽シーンを代表するロックバンドとなるも、2001年1月8日東京ドームでの公演終了後、活動を休止。
その後も休止状態のまま、2004年に解散。
2016年1月8日、再集結を発表。
22万人を動員した全国アリーナツアーを皮切りに、フェスへの参加や全国ホールツアー、15年ぶりの新曲リリースなど精力的に活動し、大晦日にはNHK紅白歌合戦への初出場を果たす。
2017年にはベストアルバムの新録盤や3ヶ月連続配信リリース、再集結の一年間を追ったドキュメンタリー映画「オトトキ」の公開などを経て、17年ぶりとなる東京ドーム公演を開催。2018年、全シングル・アルバムの全世界配信を開始。
2019年4月、19年ぶり9枚目となるオリジナル・アルバム『9999』をリリースし、同作を携えた全国アリーナツアーは大成功を収める。12月28日、結成30周年を迎えた日にバンドキャリア史上最大規模となる初のドームツアーを開幕。
http://theyellowmonkey.jp/

U-19 Wordplay vol.139
トリプルファイヤー / MONO NO AWARE

U-19 『Wordplay vol.138』
奇妙礼太郎 / 眞名子 新

9mm Parabellum Bullet presents「19th Anniversary Tour」
9mm Parabellum Bullet

U-19 『日々 vol.7』
the myeahns / Jam Fuzz Kid / 東京少年倶楽部

U-19 『日々 vol.6』
グッドラックヘイワ / KONCOS / illiomote

U-19 『Wordplay vol.137』
奇妙礼太郎 / 水いらず

U-19 『Wordplay vol.136』
池間由布子 / 浮

Summer Camp Tour 2023
渡會将士

U-19 Freedom [ned]
鈴木青 (Band set) / 鈴木実貴子ズ

SLOWTIME TOKYO
おかしな二人(奇妙礼太郎×Sundayカミデ) / 蔡忠浩 / 浜田一平 / ナギラアツシ / アツムワンダフル(ワンダフルボーイズ) / 楠野 遼(futures) / 明神ナオ(PARIS on the City!) / ひろたうた / ゴルゴス(チャンポンタウン)
FOOD : スパイスカリー大陸

U-19 『日々 vol.4』
tricot / bacho

INTERVIEW
音叉点──音楽と●●の交差点 La.mama・河野太輔 対談企画 第十三回ゲスト : リンキィディンクライブハウス統括/天狗興業・小牟田玲央奈

INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクル
La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画

INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.53
ーTHE YELLOW MONKEYとLa.mamaー

INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.50
ーあいみょんとLa.mamaー

新規スタッフ募集!

『10代無料』始めます

mouse on the keysのライブ映像、第3弾を公開

はたの樹三【渋谷ラママ代表】エッセイブログを開設!

小山田壮平のライブ映像を公開

LEARNERS ライブ映像を公開
SCHEDULE / MAGAZINE