渋谷La.mama

MAGAZINE

10/ 06 THU

INTERVIEW

La.mamaリアルタイムクロニクルvol.21
ー bonobosとLa.mamaー

La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.21ではbonobosの森本夏子(Ba)が登場。(text:柴田真希)

 

蔡さん(Gt)には、2018年2月にこのLa.mamaサイト上「magazine」での対談企画(La.mama presents 特別対談 三船雅也 X 蔡忠浩 X 河野太輔)でご登場いただきました。

森本夏子(以下:森本):今回の企画を機に読み返しましたら、ブッキングの河野さんが「自分が組み合わせを考えるときに意識しているのは、“YouTube の関連動画に出てこない 2 組”」とおっしゃっていて、まさに!!と思いました。何回か出演しておりますが、毎回ブッキングが神がかっていると思います。

 

その中でも、印象に残っている日はありますか?

森本:やっぱり2018年2月4日にROTH BART BARONと一緒の日です。おそらくbonobosの『ULTRA』や『HYPER FOLK』辺りを聴きこんでくれて、ブッキングしてくれたであろう日でした。河野さんは、bonobosの何面もある世界と色んなバンドを新たに結びつけてくれます。それでこの日のセットリストは、普段は滅多にやらない『ULTRA』から“リレー”という曲を一曲目に演奏しました。私はこの日初めてロットのライブを観ましたが、bonobosととても近い所にいると感じましたし、すぐ大好きになって後日ワンマンにも遊びに行ったほどです。

 

次はLa.mama企画で10月29日にモノンクルと対バン、12月26日にBialystocksと対バン(※8月17日の延期公演)がありますね。

森本:La.mamaはライブハウス発信の対バンイベントをバンバン組んでくれる希少な存在です。作品を聴きこまないと出来ないことなので、いつも嬉しいし、それを全てのバンドにしていると思うと一言「河野さん、凄い!!」です。これからも、ここにしかない新鮮なイベントを沢山よろしくお願いします。40周年、おめでとうございます。(拍手!!)

 

蔡忠浩(bonobos) は10月7日にLa.mama 40th Anniversary『Wordplay vol.120』に出演!w/Sundayカミデ 詳細はこちら
bonobosは10月29日にLa.mama 40th Anniversary『PLAY VOL.111』に出演!w/モノンクル 詳細はこちら
bonobosは12月26日にLa.mama 40th Anniversary『PLAY VOL.107』に出演!w/Bialystocks 詳細はこちら

 

河野太輔(La.mamaブッキングマネージャー)より

夏子さん、ありがとうございます。スタインバーガーをブリブリ弾き倒す様はいつ見てもかっこいいです。素敵です。先述で上げていただいた蔡さん三船くんとの対談は初めてインタビュアーを務める日だったのでとても緊張したのを今でも覚えています。bonobosの音楽は自分にとって光というかいろんな輝き方を見せてもらえるような、そんな存在です。組み合わせる時も「このアーティストとだったら〇〇みたいに輝くかな」みたいな感覚で、そこに自分なりのストーリーを吹きこむというようなイメージです。
bonobosと過ごせる時間が限られているのは少し残念ですが、ご一緒できる期間にまだ見たことのない輝きを見つけたいし、チャレンジしていきたいと思ってます。

 

bonobos

2001年結成。
2015年に蔡忠浩(V,G)小池龍平(G)田中佑司(Key)森本夏子(B)梅本浩亘(D)の5人体制に。蔡の作曲センスと音楽的探究心から生み出される楽曲を、バンドの圧倒的な演奏力と伸びやかなボーカルが奏でることにより、唯一無二のポップ・ミュージックとして国内外のリスナーから高く評価され続けている。結成20年を迎える今なお、バンドが持つ創造力を現在進行形で更新する。https://bonobos.jp/biography/

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