MAGAZINE
INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.16
ーAnalogfishとLa.mamaー
La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.16ではAnalogfishの佐々木健太郎 (Ba / Vo)・下岡晃(Gt / Vo)・斉藤州一郎 (Dr / Cho)が登場。(text:柴田真希)
30周年のイベント『Wordplay vol.4』にも出演されていましたね。
佐々⽊:その時はSo many tearsとの対バンでした。ブッキングをしてくれたのは現在までお世話になっている河野さんで、La.mamaとAnalogfishの歴史は「河野さんとAnalogfishの歴史」と⾔い切ってしまって差し⽀えないと思います。河野さんは⽇本で一番信⽤出来るブッカーです。
Analogfishとしても個人でもたくさん出演されてきた佐々木さんですが、La.mamaといえば何が思い浮かびますか?
佐々⽊:コロナ禍になる前ですが、打ち上げで鍋が出て、お酒もたらふく呑ませてくれて、たまに楽屋に泊めてもらったりしてました。考えてみると、そんなことをしてくれるライブハウスは他に無いので、思った以上にお世話になっているみたいです。
ホームですね。
佐々⽊:今お話しながら、それが確信に変わりました。おこがましいですが、「ホーム」と呼ばせてもらって良いでしょうか?La.mamaが僕らのことをそう捉えなくても、僕はそう思っております(笑)これからもよろしくお願い致します。

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活動開始当初は下北、新宿、秋葉原が多かった印象ですが、当時La.mamaはどんな存在でしたか?
下岡:その時からLa.mamaは知っていたし、前を通り過ぎるたびに意識はしていました。でも独特の雰囲気のせいか、⾃分にとっては敷居が⾼かったです。縁のないまま30代も半ばに差し掛かった頃、河野さんに声を掛けていただいて出るようになりました。
Analogfishの出演するLa.mamaのイベントは、対バンの幅が広いですよね!その中でも一番印象に残っている対バンはいつでしょうか。
下岡:So many tearsやカーネーション、ゆうらん船もよかったし、本当に良い対バンが多くて選びきれないんですが、今年4月2日のSuiseiNoboAzとのライブは印象的です。元々ボアズは好きなバンドでしたが、⽯原くん(Vo./ Gt.)の⾳楽に対する真摯な姿勢にとても感銘を受けて”うるさい曲やろう”と⼼に誓いました。 La.mamaはとても居⼼地のいいライブハウスだし、毎回対バンも⾳も良くて、楽しんでいます。引き続きよろしくお願いします。40周年おめでとうございます。

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⻫藤:いつだったか忘れたのですが、La.mamaの会場でレコーディングできるプランがあって、1発録りっぽいことをしました。Analogfishに⼊る前の話。その時がどうだったかは覚えてませんが、La.mamaのドラムセットはYAMAHAの有名なYD-9000で、いつ叩いても良い⾳なので⼤好きです。
Analogfishに入る前からLa.mamaで演奏されてたんですね!そうすると選ぶのは大変かもしれませんが、一番印象に残っているのはいつのライブでしょうか。
⻫藤:僕も今年の4月2日は一番印象に残っています。僕らがSuiseiNoboAzの“Hell”をカバーして、SuiseiNoboAzはAnalogfishの“Texas”をカバーしてくれたんですよね。
事前の打ち合わせなしでお互いの楽曲をカバーされたと聞き驚きました。⻫藤さんはLa.mamaのスタッフとも仲が良いですよね。
⻫藤:そう、店長でPAスタッフの河本さんは僕と同世代で⼦供も年が近いので、会うと必ず⼦供や家族の話になります。いつだったか「⼦供が恐⻯が好きでね」なんて⾔ってたら折り紙で恐⻯を折って帰り際にさらっと渡してくれたんですよね。それが引くくらい上⼿でコメントに困りました。
(笑)お子さんは嬉しいですね!
⻫藤:めちゃ喜んでました。河本さんのおじいさんが⽵細⼯職⼈だったらしいと後で聞いて、普段のお仕事の繊細さもそこから来てたのか!と勝⼿に納得しました。普段から楽しく働いているスタッフのみなさんにいつも感謝しています。そんなライブハウスに出れてることもありがたいです。おめでとうございます、Analogfishをこれからもよろしくお願いします。
河野太輔(La.mamaブッキングマネージャー)より
Analogfishの進化は止まらず、常に刺激と鮮度を与えてくれます。音源を聴いていてもライブを見ていても『次は○○とやらせたいな』とか止め処なくアイデアが溢れてきます。いつも自然体で探究心に溢れている、音楽からそういった空気を感じます。これからもメンバーさんの感性を擽ぐるブッキングをしていきたいし、沢山の方にAnalogfishのフレッシュな音楽に触れていただけるようなイベントを組んでいきたいです。これからも宜しくお願い致します。
Analogfish
1999年結成(2004年メジャーデビュー)これまで11枚のアルバムをリリース。
下岡晃 (G,Vo. 1978年生れ)の透徹したクールネスと高らかに歌い上げる佐々木健太郎(B, Vo. 1979年早生れ)のエモーション。鮮やかなコントラストを成す2人の作風が同居するスリーピースのオルタナティブロックバンド。斉藤州一郎(Dr, Cho. 1978年生れ)を扇の要に据えて贅肉を削ぎ落としたタイトなバンドアンサンブルは鉄壁で軽妙なハーモニーセンスも魅力。
『第431回ラ・ママ新人コント大会』
司会)渡辺正行(コント赤信号) 他 約20組
『sprout -Piano Edition-』
山口諒也 (Absolute area) / 夏未 (WALTZMORE) / ヲクヤマ(TRY TRY NIICHE)
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あ!RB / 画鋲 / ?(後日発表)
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