MAGAZINE
INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.46
ー安部コウセイとLa.mamaー
La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.46では安部コウセイ(HINTO / SPARTA LOCALS / 堕落モーションFOLK2)が登場。(text:柴田真希)
安部さんはどのバンドでもLa.mamaに出演されてきましたが、特に印象に残っている日はありますか。
安部コウセイ(以下:安部):選ぶのはとても難しいですが、HINTOで初出演させてもらったライブは印象に残っています。対バンはcinema staffでした。
2012年12月27日で、2マンは初めてだったと辻さん(cinema staff)のブログにありました。どんなことが印象的でしたか?
安部:その日はお昼に〈日本武道館〉で私と伊東のフォークユニット、堕落モーショ ンFOLK2の前座的公演があり、かなり慌ただしかったんです。HINTOと堕落モーションFOLK2はコンセプトが全く違うので、気持ちを切り替えるのが大変でした。ちなみに堕落モーションFOLK2の音源制作の際は、深夜の〈La.mama〉をお借りして歌を2曲ほど録音させてもらいました。制作の時期は冬でした。暖房を入れると空調の音が録音されてしまうので、 コートを着て寒さに耐えながら作業したのを覚えています。
『私音楽-2015 帰郷-』に収録された“春、林檎。”と“東京節”は〈La.mama〉と〈新代田FEVER〉で録音されていますね。それだけ思い出深い場所なのだと思いますが、〈La.mama〉のどんなところに信頼を置かれていますか。
安部:PAの河本さんは、色々なライブハウスの PAさんの中で1番信頼していると申し上げても過言ではない存在です。しかし、実は第一印象はあまり良くなかったんです。
どうしてですか?
安部:ピリピリしていて、近寄り難い雰囲気を持ってたんです。しかし何度か出演を重ねたある時、ステージで「ギタースタンドがないな」と思った刹那、さっとギタースタンドを出してくださったことがあり、驚きました。その時「あ、この方めちゃくちゃ仕事ができる!」と気づいたんです。それ以来、河本さんへの印象はガラリと変わりました。最初にピリピリしている印象を受けたのは、神経を全方向に行き渡らせていたからだったのだなと思いました。
〈La.mama〉の敏腕PAであり、店長でもある河本さんですね。最後に〈La.mama〉にメッセージをお願いします!
安部:40年間、当たり前のようにそこにあり続けることは、とても偉大なことだと思いま す。引き続き、演者やお客様の汗やヨダレや涙等のエモーショナルな液体を養分にして、当前のようにそこにあり続けてください。
河野太輔(La.mamaブッキングマネージャー)より
ご無沙汰しております。素敵なコメントありがとうございます。
初めてご出演いただいてから10年の月日が経ちましたが、あっという間ですね。
個人的に特に印象に残っているライブが、2017年大晦日のHINTOのライブです。リハ無しにも関わらず音がめちゃくちゃに良くて、周りのスタッフや出演者と「やばいね」と話したのを覚えています。
終演後、光広さんも交えての釣りの話がいつも楽しみです。最近はスピナーベイトのスローロールの釣りにはまっています。
HINTO
Vocal / Guitar:安部コウセイ
Guitar:伊東真一
Bass:安部光広
Drums:菱谷”ビッツ”昌弘
2010年 SPARTA LOCALSを解散した安部コウセイと伊東真一を中心に結成。
2012年6月27日に1stフルアルバム「She See Sea」をリリース。
2012年12月30日の渋谷CLUB QUATTROのライブを最後にレギュラーサポートベーシストの林束紗が腱鞘炎治療の為卒業。
2013年1月に安部コウセイの実弟で元SPARTA LOCALSの安部光広を迎え現体制となった。
2017年に自主レーベル cat fish labelを設立し、同年10月に1st EP「LAST NIGHT」をリリースした。
現在は2016年12月に再結成をした、SPARTA LOCALSと並行して活動中。
SPARTA LOCALS
1998年ロックシティ福岡で結成。
2002年に1stアルバムをリリース後、圧倒的なライブパフォーマンスと共にその名前は全国区に広がる。
ファニーな人間性が垣間見えるようなポップエッセンスや、
本能の赴くままに吐き出される攻撃的なダンスビート、
思いを素直に表現したリリックなど、
喜怒哀楽を全て持つその音楽は多くのロックファンの熱狂的な支持を集めた。
2009年9月に解散したが、2016年12月4日に赤坂BLITZで開催されたイベント「DECEMBER’S CHILDREN」にて再結成ライブを行った。
堕落モーションFOLK2
Vocal / Guitar:安部コウセイ
Guitar:伊東真一
HINTO安部コウセイ×伊東真一によるアコースティックユニット。
ライブではオリジナル曲はもちろん、カヴァー曲や、しばしばスパルタローカルズ時代の楽曲も披露する。
『sprout』
松山晃太(BYEE the ROUND/GRAND FAMILY ORCHESTRA) / 夏未(WALTZMORE) / 寺本颯輝
U-19 PLAY VOL.159
LEO IMAI [LEO今井 岡村夏彦 シゲクニ 白根賢一] / No Buses
Nasty R&R Fes. 2024
BLUES DETOX / RYU from THE EASY WALKERS COLLABORATION Feat.HIJIRI, SENOR, UTARO, FIRE / Opening Act: HOLICS
かたち
ORANGE POOLSIDE / 中村響太郎(モラトリアム) / 場末 / [DJ] Yuki Maekawa / [food] 波味餃子 / and more…
『第418回ラ・ママ新人コント大会』
司会)渡辺正行(コント赤信号)
Photograph
竹縄航太
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本日休演 / Khaki
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U-19 『periwinkle』
工藤祐次郎 / 宗藤竜太 / ぎがもえか
U-19 『日々 vol.16』
マリ / どついたるねん / KONCOS
SOLD OUT!!!
U-19 Wordplay vol.157
堀込泰行 / 奇妙礼太郎
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