MAGAZINE

INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.31
ー jizueとLa.mamaー
La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.31ではjizueの山田剛(Ba)が登場。(text:柴田真希)
京都で活動されていたjizueですが、La.mamaにはどういった印象を持っていましたか?
山田剛(以下:山田):2014年7月にハイスイノナサとの共演で初出演しましたが、決まった時はメンバー全員興奮したのを覚えています。誰もが認める名門ライブハウスに京都の僕達までオファーが届いたことに、確かな自信を持てたというか。
実際にLa.mamaでライブをしてみて、いかがでしたか。
山田:最初は、スタッフの方々の陽気さに驚かされました。誰一人欠けることなく、全員が陽気だったんです。でも、リハが終わる頃には「この人達は真剣にふざけたいから真剣に音楽に向き合ってる、ただのプロフェッショナルなんだ」と気付かされました。お笑いライブも手掛ける懐の深さ、老舗だからこそ滲み出る重厚なオーラと佇まいもあいまり、たった一日でLa.mamaのファンになった夜でした。
それから何度も出演された中で、対バンが刺激的だった日のことを聞かせていただきたいです。
山田:志人さん、スガダイローさんとのライブですね。2016年12月1日です。
そのお二方と出会ったのが、そのイベントでしたか?
山田:志人さんと出会ったのは、2015年に京都WHOPEE’Sで見た降神*のライブでした。メンバーと行ったそのライブ後、全員教科書通りの「言葉を失う」状態に陥ったほど、衝撃を受けたのを覚えています。元々HIP HOP文化に多大なリスペクトを持っているのですが、ちょうどShing02さんとの共作“惑青 feat Shing02 ”を収録した5枚目のアルバム『story』をリリースした年でもあったんです。そのタイミングということもあり、スガダイローさんも加わっての初共演ということで思い出深い一日でした。
*編注:なのるなもない と志人の2MCにより構成されるヒップホップユニット。
それでもって会場もLa.mamaということで、jizueの歴史にも残る日ですね!
山田:jizueの年表があるとしたら、間違いなく赤く太字で書き残したい日でした。La.mama、いや、ここはLa.mama先輩と呼ばせてください。僕が生まれるよりも前に渋谷で産声を上げ、いまだ最前線で最高の音楽を鳴らし続けてることに、どの引き出しを探しても尊敬しか見つかりません。またこの先、そんな夜の1つに僕達が音を鳴らせることを願っています。40周年本当におめでとうございます!
河野太輔(La.mamaブッキングマネージャー)より
山田さん、素敵なコメントをありがとうございます。志人・スガダイローとの2マン、楽しかったですね。これまでやってきたブッキングの中でもかなり攻めた日でした。この組み合わせをやろうと思った経緯としては、2015年の6月にShing02さんと志人・スガダイロートリオの2マンを行ったんです。その時の空気感がバチバチで最高にかっこよくて、その後2016年リリースの”惑青 feat Shing02”を聴いた瞬間にパチーンと来て、すぐオファーした次第です。それにしても攻めすぎですね。笑
jizueを聴いているともっとゾクゾクするような掛け合いを、空間を作りたくなるような意欲と想像が湧いてきます。アドレナリンが出ます。
ちょっとご無沙汰してしまっているので、また誘わせてください!宜しくお願いします!
jizue (ジズー)
2006年結成。
これまで7枚のフルアルバムを発表し、そのどれもがロングセラーを記録。ロックや、ハードコアに影響を受けた魂を揺さぶるような力強さ、ジャズの持つスウィング感、叙情的な旋律が絶妙なバランスで混ざり合ったサウンドで、地元京都を中心に人気を高め、『FUJI ROCK FESTIVAL』、『GREENROOM FESTIVAL』、『朝霧JAM』といった大型フェスにも出演。国内に留まらず、カナダ、インドネシア、中国、台湾など、海外にも進出し、その圧倒的な演奏力で高い評価を得ている。
2017年10月、ミニアルバム『grassroots』でビクターよりメジャー・デビュー。
2018年7月、6枚目のフルアルバム『ROOM』をリリース。
2019年7月、コンセプト・アルバム『gallery』をリリース。
2019年10月には京都市交響楽団サポートによる初のオーケストラ公演を開催。
2020年2月、オーケストラでのライブを収録した『jizue orchestra Live at Kyoto Concert Hall 2019.10.19』を配信&DVDでリリース。
2020年9月、7枚目のフルアルバム『Seeds』をリリース。
2021年バンド結成15周年を迎え12月1日(水)に8枚目のフルアルバム『Garden』をリリース。
www.jizue.com

SLOWTIME TOKYO
おかしな二人(奇妙礼太郎×Sundayカミデ) / 蔡忠浩 / 浜田一平 / ナギラアツシ / アツムワンダフル(ワンダフルボーイズ) / 楠野 遼(futures) / 明神ナオ(PARIS on the City!) / ひろたうた / ゴルゴス(チャンポンタウン)
FOOD : スパイスカリー大陸

U-19 『日々 vol.4』
tricot / bacho

『periwinkle』
Salmon Pink / sangdei / GAMBS / reina

U-19Wordplay vol.134
井上竜馬(SHE’S) / 竹縄航太 / 上野皓平・松原有志(The Songbards)

KERA還暦イヤーLIVE#2「有頂天 ワンマンライブ」
有頂天

KERA還暦イヤーLIVE#3「KERA&Broken Flowers 初ワンマンライブ」
KERA&Broken Flowers KERA(Vo.)、田渕ひさ子(G.)、かわいしのぶ(B.)、ハラナツコ(Sax.etc.)、杉山ケイティ(Key.)、REIKO(Ds.)

『かたち』
the Brave Deer / アイワナビィ / migs (岡山) / aoni / [food] 波味餃子 / [作品展示] 石田愛莉 and more…

U-19 PLAY VOL.123
Analogfish / トリプルファイヤー

「PANTA応援イベントP-FES2」
頭脳警察X(VO 仲野茂) / ZUNOMONO / 石塚俊明×みやすこんぶ(宮田岳 樋口素之助 竹内理恵) / 石塚俊明×おおくぼけい / ※ゲスト予定有り

U-19La.mama 41st Birthday 『PLAY VOL.116』振替公演
LITE / KOTORI

『日々 vol.3』
ayutthaya / Bearwear / RAY / rem time rem time

U-19 MINAMIS PRESENTS 『CHABASHIRA FIGHT CLUB VOL.31』
MINAMIS / Dear Chambers
O.A) AZA

U-19 Wordplay vol.133
冬にわかれて[寺尾紗穂(vo,p),伊賀航(ba),あだち麗三郎(ds,sax)] / mei ehara (バンドセットでの出演となります)

U-19 PLAY VOL.122
浪漫革命 / グソクムズ

U-19 Wordplay vol.132
谷川正憲 (UNCHAIN) / HIROSHI (FIVE NEW OLD)

3rd Full Album『An Instrumental』release tour 2023 “A TOUR”
mudy on the 昨晩

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