MAGAZINE

INTERVIEW
La.mamaリアルタイムクロニクルvol.29
ーカーネーションとLa.mamaー
La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.29ではカーネーションの大田譲(Ba / Vo)と直枝政広(Vo / Gt)が登場。(text:柴田真希)
大田さんがLa.mamaに出始めたときのこと、是非お聞かせいただけませんか。
大田譲(以下:大田):東京に出てきて、初めて組んだ「B-SELLERS」というバンドで初めて出演したライブが、印象的です。京都から出てきて友達も少なくて、お客さんがほとんど居ないシーンとした客席が忘れられません。1985年頃のことで、対バンは、覚えていませんが、3バンドだったと思います。
デモテープをお店に持って行ったのでしょうか?
大田:はい。初めてデモテープを持ってお店に行った時のことはよく覚えています。当時のブッキングマネージャーの大森さんに、「テープ、一応聴いとくよ」「先ずは、昼の部からね」って、そっけなく言われました。そして、連絡が来たら「夜に空きが出たから、特別だよっ!」って。「もしかして気に入ってもらえたのか?」と、ちょっとだけ喜びました。
初めから夜のライブだったんですね。どんなことが印象に残っていますか。
大田:当時はバンド友達も殆どいなかったので、La.mamaで対バンしたバンドと話をするのが、とても貴重な時間でした。PAの宋ちゃんは、物凄く良い音を出してくれて。中音も最高で、本当に助けて貰いました。厨房から照明まで大活躍だった故、大森相恵美ちゃんは、「GRANDFATHERS」でスタッフもやってくれて、ライブの終盤でミラーボールを回してくれるのがお決まりでした。
La.mamaのスタッフとLa.mamaを超えた交流が生まれるほど、沢山出演されていたんですね。
大田:東京で出演したライブハウスで一番多く出ているのが、La.mamaです。結婚パーティー、還暦祝いのライブもここでやらせていただきました。La.mamaのオーナー様、歴代のスタッフ、全ての関係者に感謝しています。40周年、本当におめでとうございます!演奏できる限り、呼んでいただける限り、顔を出します。その時は、よろしくお願いします。
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La.mamaとはどんな関係性でしょうか?
直枝政広(以下:直枝):社長さんとは、楽屋にあるこだわりのオーディオを眺めながら話をすることがあります。「いいだろ?どれかあげてもいいんだけどさ」と言ってましたが全然くれる気配がないです。
(笑)La.mama初出演はいつでしょうか。
直枝:1983年の6月にカーネーションの前身のバンド「耳鼻咽喉科」で出演させてもらったのが最初です。沢山のバンドが出る昼の部で、演奏はガチガチでしたね。対バンにはマイムマイムダンサーズがいました。当時は新宿ロフトが怖かったので、「まずはLa.mama」と思いオーディションのテープを持って行ったんです。LAっぽい内装で椰子の木があってね。お名前は失念してしまいましたが、箒で掃除していたスタッフの方が気さくな方でした。彼はその後も声をかけてくださって、お世話になりました。
そこから縁が繋がっていくんですね。
直枝:そういえば、マイムマイムのヴォーカルの本橋さんとは、何年か前にスタジオでばったり再会しました。当時よく対バンしていたので、懐かしくてたまらなかったです。
当時、印象的だったライブはありますか?
直枝:同じく1983年、空手バカボンともやったのですが、じつにくだらなくて、でもウケていて凄いなと、ちょっと忘れられないです。当時から今まで、いつも刺激的なブッキングで燃えます。ぼくたちも来年12月に結成40周年を迎えるので祝ってください。La.mama40周年、おめでとうございます。
河野太輔(La.mamaブッキングマネージャー)より
大田さん、直枝さん、素敵なコメントをありがとうございます。La.mamaの初期の頃からご出演いただいており、本当に感謝しかありません。いつもありがとうございます。
カーネーションの音楽からたくさんのことを学ばせていただき、いろんなアイデアが浮かびます。サブスクリプションの普及により、ブッキングの幅も広がりました。
老若男女にカーネーションのライブを見ていただきたいと思っております。結成40周年をお祝いさせていただくと共に、新しい企画の相談もさせてください。今後とも宜しくお願い致します。
カーネーション
1983年12月 カーネーション結成。1984年ナゴムレコードよりシングル「夜の煙突」で レコードデビュー。以降、数度のメンバーチェンジを経ながら、 時流に消費されることなく、 数多くの傑作アルバムをリリース。練りに練られた楽曲、 人生の哀楽を鋭く綴った歌詞、 演奏力抜群のアンサンブル、圧倒的な歌唱、レコードジャンキーとしての博覧強記ぶりなど、 その存在意義はあまりに大きい。現メンバーは直枝政広(Vo.G)と大田譲(B)の2人。 直枝政広はSoggy Cheeriosでの活動や、プロデュース、文筆業などでも活躍している。 https://www.carnation-web.com/

SLOWTIME TOKYO
おかしな二人(奇妙礼太郎×Sundayカミデ) / 蔡忠浩 / 浜田一平 / ナギラアツシ / アツムワンダフル(ワンダフルボーイズ) / 楠野 遼(futures) / 明神ナオ(PARIS on the City!) / ひろたうた / ゴルゴス(チャンポンタウン)
FOOD : スパイスカリー大陸

U-19 『日々 vol.4』
tricot / bacho

『periwinkle』
Salmon Pink / sangdei / GAMBS / reina

U-19Wordplay vol.134
井上竜馬(SHE’S) / 竹縄航太 / 上野皓平・松原有志(The Songbards)

KERA還暦イヤーLIVE#2「有頂天 ワンマンライブ」
有頂天

KERA還暦イヤーLIVE#3「KERA&Broken Flowers 初ワンマンライブ」
KERA&Broken Flowers KERA(Vo.)、田渕ひさ子(G.)、かわいしのぶ(B.)、ハラナツコ(Sax.etc.)、杉山ケイティ(Key.)、REIKO(Ds.)

『かたち』
the Brave Deer / アイワナビィ / migs (岡山) / aoni / [food] 波味餃子 / [作品展示] 石田愛莉 and more…

U-19 PLAY VOL.123
Analogfish / トリプルファイヤー

「PANTA応援イベントP-FES2」
頭脳警察X(VO 仲野茂) / ZUNOMONO / 石塚俊明×みやすこんぶ(宮田岳 樋口素之助 竹内理恵) / 石塚俊明×おおくぼけい / ※ゲスト予定有り

U-19La.mama 41st Birthday 『PLAY VOL.116』振替公演
LITE / KOTORI

『periwinkle』
Chapman / luvis / Monthly Mu & New Caledonia / asobi

『日々 vol.3』
ayutthaya / Bearwear / RAY / rem time rem time

U-19 MINAMIS PRESENTS 『CHABASHIRA FIGHT CLUB VOL.31』
MINAMIS / Dear Chambers
O.A) AZA

U-19 Wordplay vol.133
冬にわかれて[寺尾紗穂(vo,p),伊賀航(ba),あだち麗三郎(ds,sax)] / mei ehara (バンドセットでの出演となります)

U-19 PLAY VOL.122
浪漫革命 / グソクムズ

U-19 Wordplay vol.132
谷川正憲 (UNCHAIN) / HIROSHI (FIVE NEW OLD)

3rd Full Album『An Instrumental』release tour 2023 “A TOUR”
mudy on the 昨晩

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