La.mamaリアルタイムクロニクルvol.12 ー奇妙礼太郎とLa.mamaー

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INTERVIEW

La.mamaリアルタイムクロニクルvol.12
ー奇妙礼太郎とLa.mamaー

La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.12では奇妙礼太郎が登場。（text：柴田真希）

5月18日には寺尾紗穂さん、7月2日にはラッキーオールドサンと対バンでしたね。これまで沢山出演されていますが、La.mamaで特に印象に残っていることはありますか？

奇妙：トラベルスイング楽団で出演した際、トランペットの山藤さんがお昼に食べたカレーで食あたりを起こし、曲の途中にウッとなり、トイレでリバースしてから戻ってきて、華麗に演奏を続けていたのが印象深いです。

（笑）ソロでも友部正人、YO-KING、Michel Kaneko、海北大輔（LOST IN TIME）…La.mamaで色んな対バンをされていますね。

奇妙：あいみょんさんや折坂くん、never young beachなど、対バンした人がめちゃめちゃ売れてしまいます。次は僕だと思っています。いや、きっとそうです。40周年おめでとうございます。僕は楽屋の水槽の熱帯魚を眺めているのがとても好きです。こんどLa.mamaという名前の意味、教えてほしいです。

河野太輔（La.mamaブッキングマネージャー）より

奇妙さん、いつもありがとうございます。La.mamaの由来は、アメリカのニューヨークにある「La MaMa Experimental Theatre Club」という劇場から拝借しております。弊社代表、はたのがLa MaMa（ニューヨーク）の創業者、エレン・スチュワートさんの活動に感銘を受け、付けたと聞いています。私も一度だけニューヨークのLa MaMaに行ったことがありますが、躍動を感じる空間でした。ここで何かをやってみたいなと思いました。
奇妙さんの歌は躍動的でいろんな表情があっていつも違くて聴いていてワクワクします。耳というか毛穴という毛穴が喜んでいるような感覚です。

奇妙礼太郎（きみょうれいたろう）

大阪府出身。2008年より奇妙礼太郎トラベルスイング楽団として活動。バンド解散後、TENSAI BAND II（ex.天才バンド）・アニメーションズ等のバンドを経てソロアーティストとして活動。ボーカリストとして、多数のCM歌唱も担当し話題となる。
2017年メジャーデビュー。同年1stアルバム「YOU ARE SEXY」、翌2018年2ndアルバム「More Music」をリリース。
2021年にミニアルバム「ハミングバード」、ソロとして初となる弾き語りカヴァーアルバム「song book #1」をビクターエンタテインメントよりリリース。
2022年4月13日(水)約4年ぶりのフルアルバム「たまらない予感」をリリース。

https://kimyoreitaro.com