La.mamaリアルタイムクロニクルvol.35 ー鶴とLa.mamaー

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INTERVIEW

La.mamaリアルタイムクロニクルvol.35
ー鶴とLa.mamaー

La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.35では鶴の秋野温（うたギター）が登場。（text：柴田真希）

最近だと昨年MINAMISの企画『CHABASHIRA FIGHT CLUB VOL.20』で対バンされていたのが印象的です。2017年のVOL.5でも共演されていますね。

秋野温（以下：秋野）：僕らをLa.mamaと繋げてくれたのは実はMINAMISじゃないかと。鶴を慕ってくれてる子達なのですが、彼らは定期的にイベントをやっているので、もうLa.mamaと言えばMINAMISです。

それまでは頻繁に出ていたわけではなかったのでしょうか？

秋野：THE YELLOW MONKEYのいちファンの僕らでしたが、バンドで都内に進出していった頃は何故かLa.mamaの門は叩きませんでした。たぶんグラムロックバンドが出るハコだと思っていたんだと思います（笑）

出る様になって、印象は変わりましたか。

秋野：La.mamaで最初に思い出すのは楽屋が遠い？いや、あれは誰かの部屋？住んでます？スタッフの皆様はいつもしっかりしてて、さすが老舗のスタッフって感じがあります。チャラさがない（笑）。

（笑）2013年に出演された『brainchi’tsuru』はどういったイベントだったのでしょうか。

秋野：THE YELLOW MONKEYのエマさん（菊地英昭）のソロプロジェクトとして始まったbrainchild’sに鶴が食い込んでいって、一緒に音を鳴らし始めた頃にやったLa.mamaの30thアニバーサリーイベントです。TYM育ちの僕らなのでLa.mamaのステージにエマさんがいる事だけで感慨深かったのですが、さらに一緒に“This is for you”まで一緒に演奏しちゃいました。これ、TYMの初期の名曲。鶴は幸せもんです。

鶴のみなさんも、40歳ということで、La.mamaと同い年ですね。

秋野：健康の曲がり角みたいな歳に入ってきたので、La.mamaもそろそろ…とっくに？老朽化との戦いですね。もしも移転をする事になったら是非、ホール中央の御神木も連れていってください（笑）。

河野太輔（La.mamaブッキングマネージャー）より

鶴さん、コメントありがとうございます。La.mamaとの繋がりはイナ戦の影響もあるかと思います。イナ戦、エマさん、MINAMISですかね。3ピースなのに骨太サウンドでシンプルな歌詞をグッドメロディに乗せて歌う鶴が大好きです。僕はMINAMISのマネージャーもやっているので、元々新宿JAMにいらっしゃった森田さんと鶴との関係性に憧れており、一切の無駄がない鉄壁なチームで全国をゴリゴリ回りまくる様にすごく勇気付けられています。