La.mamaリアルタイムクロニクルvol.33 ーUNCHAINとLa.mamaー

MAGAZINE

10/ 27 THU

INTERVIEW

La.mamaリアルタイムクロニクルvol.33
ーUNCHAINとLa.mamaー

La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。記事は12月まで随時更新予定。vol.33ではUNCHAINの谷川正憲（Vo / Gt）と谷浩彰（Ba）が登場。（text：柴田真希）

谷川正憲（以下：谷川）：UNCHAINのメンバー、3人とも82年生まれの40歳ということで、La.mamaと同じ時代を生きてきました。La.mama40周年おめでとうございます！！

これまでどんなイベントで出演されていましたか？

谷川：実はまだ数回しか出演させてもらってないので、まだまだお世話になりたいです。そんな中でも、2018年5月18日にNONA REEVESと対バンした日のことはよく覚えています。この日、今やもう手放せない愛機・Don Groshのストラトを初めてライブで使ったんです。そしてアンコールセッションでノーナ（NONA REEVES）の皆さんに混じり、マイケル・ジャクソンのスムースクリミナルで郷太さん（西寺郷太）と熱唱に、オッケンさん（奥田健介）とのギターバトル！！会場は熱気で息苦しいほどでした。

その日はLa.mamaのブッキング、河野さんのイベント『PLAY VOL.58』ですね。

谷：たしか7、8年前かな？FLYING KIDSの伏島さんに紹介してもらった河野くん。斬新でぶっ飛んだイベントにいっぱい誘ってくれたり、企画もしてくれて、感謝しています。小谷美紗子さんと渡辺シュンスケさんの2マンもヤバかったな〜、その日は何故か打ち上げに出た記憶がかすかにある（笑）。これからもよろしくお願いします！

河野太輔（La.mamaブッキングマネージャー）より

谷川さん、谷さん、素敵なコメントをありがとうございます。ご無沙汰しています。
NONAとのスムースクリミナルはヤバかった！小谷さんとシュンスケさんの打ち上げにいる谷さんもヤバかった…。笑ご出演いただいた回数こそ多くはないですが、どれも記憶に残っています。
UNCHAINのアレンジセンスにいつも度肝を抜かれます。ルーツミュージックを感じつつ、それでいて聴きやすい、現代にアップデートされたUNCHAINの音楽はとても新鮮に聴こえます。これからも宜しくお願いします！

UNCHAIN

谷川正憲（Vo/Gt）、谷浩彰（Ba/Cho）、吉田昇吾（Dr）
1996年結成、京都府京丹後市出身のロックバンド。
ジャズやソウルミュージック、フュージョン、更にはシティポップス的なエッセンスまでを絶妙にブレンドしたグルーヴィーなロックを鳴らす。
2005年インディーズ・デビューし、2枚のミニアルバムをリリース後、2007年にメジャー・デビュー。
Vo.谷川の圧倒的な歌唱⼒と確かな演奏⼒は、国内ロックバンド勢の中でも唯一無二の存在として独自の地位を確立している。http://virusoul.net/unchain/