La.mamaリアルタイムクロニクルvol.17 ーJUN SKY WALKER(S)とLa.mamaー

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09/ 22 THU

INTERVIEW

La.mamaリアルタイムクロニクルvol.17
ーJUN SKY WALKER(S)とLa.mamaー

La.mamaは2022年5月で40周年を迎えた。名前の通り、いつのまにか多くのアーティストや関係者にとって、普段意識せずとも心の片隅で安心をもたらしてくれる“母”のような存在だ。〈La.mamaリアルタイムクロニクル〉では「La.mamaで過ぎた時間を振り返り、未来に積み上げていくための特集企画」と称して、アーティスト総勢40組あまりに話を聞いた。中には当時La.mamaで対バンしていたアーティスト同士もいれば、同じステージに立ってみたかった憧れのバンドまで、この場所で生まれた様々な関係性が見える。花が咲き、散っては葉となりまた花が咲く大木のように、今日も休まず文化が芽生え続けているLa.mamaの未来をこれからも臨みたい。だからここで過去を振り返り、その年輪を捉えておこう。vol.17ではJUN SKY WALKER(S)の森純太（Gt.）が登場。（text：柴田真希）

JUN SKY WALKER(S)は、デビュー前のホームがLa.mamaということで知られていますが、メジャーデビューを発表した1988年のライブもLa.mamaなんですよね。

森純太（以下：森）：2月20日のワンマンライブですね。この日はメジャーデビューと、ベース伊藤毅の脱退も伝えなければいけない日で、緊張感がずっと漂ってた気がします。ライブ自体は凄く楽しめたんですけどね。バンドにとって大きなターニングポイントの日だったから、はっきり覚えています。

それはとても緊張しますね。

森：遊びに来た仲間から「外にお客さんが沢山で長蛇の列だよ！」と教えてもらい、途端に緊張しました。ステージに出て行って演奏を始める時には、既にもみくちゃのオーディエンスでマイクスタンドが動いちゃってるくらい、満員でしたね。当時は今のようにセキュリティ対策をしていなかった……（笑）その日の音響スタッフはその後、渋谷公会堂から日比谷野音、日本武道館、西武球場（現・西武ドーム）まで一緒にチームとして登っていった宗元祐氏です。

BADMUSIC代表の門池さんも元La.mamaの店長ですし、ジュンスカとLa.mamaのストーリーは、バンドがライブハウスと一緒に大きくなっていく夢の先導になっていますよね。

森：門池氏との出会いもあり、JSWはLa.mamaのおかげで成長したと言っても過言ではないと思います。移転もせず同じ場所で40年も続けているライブハウスは、全国でも稀ですよね。はたの社長と、歴代から現在の店長とスタッフに感謝しています。

河野太輔（La.mamaブッキングマネージャー）より

純太さん、素敵なコメントをありがとうございます。私は松岡さんからの引き継ぎを踏まえると約17年ほど活動を共にさせていただいております。ジュンスカと門池さんや宗さんとの関係性は私だけではなく、La.mamaスタッフや出演してくれているバンドマンたちにとって希望であり、大きな道しるべとなっています。これからも一緒に走り続けていきたいです。

JUN SKY WALKER(S)

1980年結成。メンバーは宮田和弥(Vo.)、森純太(Gt.)、小林雅之(Dr.)。1988年にメジャーデビューし、人気を博する中、1997年には多くのファンに惜しまれつつも解散。2007年に10年ぶりの再結成から活動休止状態を経て、2011年に完全復活し、それぞれメンバーのソロ、バンド活動ともに現在も精力的に活動を続けている。

http://junskywalkers.jp/